フィリピン防衛の初戦であり「日米戦の天王山」とも呼ばれたレイテ島の戦いでは8万名以上の将兵が派遣され、セブ島へ転進できた将兵を除くと生存率は厚労省の記録で3%、中には1%未満の部隊もあり実際は更に低いとされています。その激戦地であるレイテ島への訪問手段を当ページにて解説しております。慰霊巡拝を計画しているご遺族や有志の方々にご参考頂けると幸いです。
飛行機
特徴
- タクロバンを起点とした巡拝
- 船よりも天候の影響を受けにくい
- 日本の主要空港を出発したその日のうちにタクロバンに到着する(フィリピン航空)
フライトスケジュール例
- 9:10 成田 発-13:15 マニラ 着
- 16:35 マニラ 発-18:05 タクロバン 着

運行会社
- フィリピン航空 https://flights.philippineairlines.com
- セブパシフィック航空(LCC) https://www.cebupacificair.com/
- エアアジア:非常に不便なマニラ ニノイ・アキノ国際空港第4ターミナル発着のため非推奨(2024時点)

運行路線
- マニラータクロバン(1日7〜13往復)
- フィリピン航空:第2ターミナル発着 ※国際線は第1ターミナル発着のためターミナル移動が必要
- セブパシフィック航空:第3ターミナル発着
- セブータクロバン(1日3〜5往復):国内線ターミナル発着
クラークータクロバン:コロナ渦に廃止
タクロバン空港へ到着までの流れ 一例
- 日本の主要空港からマニラ ニノイ・アキノ国際空港もしくはマクタン・セブ国際空港行きの飛行機へ搭乗
- フィリピン航空には国際線で日本語対応が可能な客室乗務員がいますが、セブパシフィック航空にはいないと思った方が良いです
- 入国審査を終え国内線へ乗り換える
- 到着時刻が遅い場合は経由地で1泊要する
- フィリピン航空はマニラ空港にてターミナル移動が必要となる
タクロバン空港へ到着後
- 到着ロビー出口正面に集まっているの個人タクシーのドライバーと料金交渉しホテルやバスターミナル等へ
※ 交渉次第で1日チャーターが可能なドライバーもいて、タクロバンやパロのような近場の慰霊巡拝に便利 - 出口から左へ進み空港敷地外にあるジプニー乗り場からタクロバン市街地(ダウンタウン)へ
高速船
特徴
- オルモックを起点とする人が多く、主に西海岸を巡拝する際に便利
- 有名な観光地セブでの滞在も可能
- 台風や熱帯低気圧の天候の影響を受けやすく、海が荒れて危険な日は運休する(特に台風の多い10月〜2月頃は注意)
- セブ空港からセブ港まではタクシー等の交通機関で移動する必要がある
運行会社
- オーシャンジェット(https://www.oceanjet.net)
- スーパーキャット(https://supercat.ph) 等

運行路線
- セブーオルモック(1日10往復程度)
- セブーパロンポン
- セブーマアシン

オルモック上陸までの流れ 一例
- 日本の主要空港からマクタン・セブ国際空港行きの飛行機へ搭乗
- マクタン・セブ国際空港にて入国審査を終え、タクシー等の交通機関でセブ港第1埠頭(Pier.1)へ向かう。もしくはセブやマクタン市内のホテルで1泊する
- フェリーターミナルにてチケットを購入する(事前に予約を済ませていると不要)
- フェリーターミナルにて乗船手続きを行い、搭乗案内が行われると乗船する
- 3時間程度でオルモック港へ到着
オルモック港へ到着後
- 市街地のホテルへは徒歩圏内
- オルモック近辺およびオルモック以南へ、タクロバンへ向かう場合は、オルモック港の正面にあるオルモック・シティバスターミナルへ
- ビリヤバやパロンポンのようなレイテ島北西部へ向かう場合はオルモック港付近から乗合トライシクルに乗車し、郊外にあるロビンソンズモール敷地内のオルモック・トランスポートターミナルへ
長距離バス
特徴
- 非推奨
- 途中で下車が可能な場所もある
- タクロバン空港から直行便が無いダバオ行きの便がある
- マニラまで20〜30時間かかり、大半は一般道を走行する
- 比較的安価であるが、LCCと価格差は大きくない
- 途中のフェリー乗船は難易度が高い

運行路線
- タクロバンーマニラ
- タクロバンーダバオ
- タクロバンーセブ …等
レイテ島への移動手段を解説致しましたがいかがでしょうか。ご不明点・ご質問がありましたらコメント欄よりお寄せください。日々アップデートしてまいります。ネットショップにてガイドブックも頒布しておりますので、よろしければ巡拝にお役立てください。

また、Youtubeにてレイテ島慰霊巡拝の様子を投稿しておりますので、こちらも併せてご参考ください。