

カルブゴスはレイテ島の日本軍将兵終焉の地。カンギポット山周辺に集結した諸部隊は自活戦闘を続けるが昭和20年3月頃より北方のカルブゴス周辺へ追いやられ、食糧を確保し生き残る為に少人数のグループに分かれ自由行動となり、生還者が殆どおらず最後が分からない将兵が大勢います。米軍によると6月末の攻撃以降生存者がいないとされ、また多くの将兵が昭和20年7月1日一括戦死認定とされています。
また自活戦闘地域のシラッドへ転進後も活発に組織的戦闘を行なっていた第26師団隷下独立歩兵第12連隊 終焉の地であり、7月4日 連隊旗が捧焼され連隊長 今堀大佐が自決されました。連隊最期の状況は連隊副官 東嶋大尉の手記に書き残されています。
基本情報
第二十六師団戦没者慰霊碑埋設地
所在:タブノク村, ビリヤバ / Brgy. Tabunok, Villaba
座標:11°14’31.1″N 124°25’53.7″E
カルブゴス山
座標:11°14’23.5″N 124°26’31.6″E
訪問手段
1. ビリヤバへ
タクロバンもしくはオルモック市内の各ターミナルより、ビリヤバやパロンポン行きバンおよびバスへ乗車し、ビリヤバ中心部で下車する。
タクロバンから
- タクロバン・トランスポートターミナルからビリヤバ行きバンへ乗車(便数は少ない)
- タクロバン市内の各ターミナルからオルモック行きバン・バスへ乗車し、カナンガ郊外リボンガオにてオルモック発ビリヤバ行きバンに乗り換える
オルモックから
- オルモック・トランスポートターミナルからビリヤバ行きバン、もしくはビリヤバ経由パロンポン行きバスへ乗車
2. バイクタクシーまたはトライシクルでタブノク村郊外へ向かう
ビリヤバ中心部でバイクタクシーもしくはトライシクルのドライバーに交渉し、タブノク村(Barangay. Tabunok)郊外へ向かう。
3. 街道から不整地の小道を進む
街道沿いの下写真の場所から不整地の小道を約50m進んだ集会スペースの一角が慰霊碑の埋設地です。

※ 犯罪に遭わないよう山間部の集落へ1人での訪問は控え、複数人でも十分に気を付けてください
(ドライバーに同伴を依頼してください)
またカルブゴス山が見える場所は街道沿いに複数あり、山々を望む場合はこちらを推奨します。
巡拝の様子を投稿しています
カルブゴス慰霊碑参拝の様子も投稿しています、ご参考ください。
レイテ島の将兵終焉の地・カルブゴスへの訪問手段を解説致しましたがいかがでしょうか。ご不明点・ご質問がありましたらコメント欄よりお寄せください。日々アップデートしてまいります。
また、カルブゴスに関しては掲載しておりませんがネットショップにてガイドブックも頒布しておりますので、よろしければ巡拝にお役立てください。
