マンダレーに程近くイラワジ川中流域の街バガン(パガン)
仏教遺跡が数多く残る、ミャンマーの人気観光地にある慰霊碑を訪れます。
2月7日出発の夜行バスに乗りバガンへ向かいます。
ヤンゴンからミャンマー各地へ、多くのバス会社が長距離バスを運行しています。夜行便として私が利用したのはJJ Express やMandalar Min Expressといった、VIPバスがありインターネット予約可能なバス会社です。
通常のバスとVIPバスの差額は数百円程度なので、夜行便では積極的に利用したいところです。
ミャンマーのバスターミナルでは、バス会社が各々の建屋にチケット売り場・待合所を設置しているので、まずは広いターミナルの中からバス会社の建屋を探します。
JJ Expressは少し高めの値段ですが、ヤンゴンの乗り場では2階にVIP専用の待合室が用意されています。
ここでようやくsimカードを手に入れる。100円でsimカードで、最低限のデータ通信が利用できます。
夜行便・特にVIPバスはしっかりしたバスです。日本の一般的な長距離バスよりも、シートは良質で乗りごごちも良いです(路面が良ければ)。
シートも指定できることが多く、早めに予約すれば独立シートも選べます。
定刻より少し遅れて出発、一路北へ。
3時間程走ったところでトイレ休憩、保安上措置として、全員バスの外へ。ミャンマーでは一般的らしいのですが、起こされるのはキツい…
バスで走っているのは、ヤンゴン – ネピドー – メイクティーラ – マンダレーと続く大きな街道です。
おそらく当時もこの辺りに大きな道があり、日本兵が進行して行き、末期には退却していった場所なのかもしれない。
と思いながら流れる車窓を眺めていました。
バガンには午前5時半に到着しました。すでに大勢のドライバーがバスを囲んでいました。
これまでの客引きは大人しかったのですが、ここの客引きは強引で強気でした。バイクタクシーが禁止されているので、高い料金を払って移動するしかなさそうです。
とりあえずターミナルの食堂で朝食を。
丁度ミャンマーも冬の時期でしたので、夜明けは上着を着ても寒い程でした。
ミャンマーの食堂にはホットティーのサービスがあり、身に沁みます。
バガンのホテルには、お金を支払えばアーリーチェックイン可能な場所があり、早朝に着いてしまっても心配ありません。
さて、そろそろ宿へ向かいたいところですが、ボラれるのはなぁ…
ターミナルの外で流しのタクシーを捕まえようと移動していても、客引きが声をかけてきます。
丁度通りに乗合待ちのトュクトュクが停車していたので、飛び込む。
待っていたのは日本人の若い男性2人と年配のご夫婦!
この人たちは同じバスに乗ってきたらしいけど、そんなに日本人に遭遇するんやとびっくり。
バガンの街に入る前に入域料を支払い、ニャンウーの宿へ向かう。
宿で仮眠を取り、お昼頃から活動開始。
まず慰霊碑を訪れ、折角なので観光もして行きます。
バガンの移動手段は、タクシー・トュクトュク・馬車・電動バイクです。
レンタルバイク屋が多く、レンタルサービスのある宿もあります。1日700円程です。
※ 日本で二輪の免許取得の上、国際免許証が必要です!
メイクティーラ行きのミニバンを予約し、慰霊碑のあるタビニュ寺院へ。
タビニュ寺院は大きく、すぐ分かりました。
慰霊碑は寺院敷地内の、僧院(僧侶が集団生活する場所)内にあります。
ここでも僧院の方が線香を用意してくださいました。
こうやって慰霊碑を訪れることができるのも、僧院の方によって綺麗に管理されているからだと、訪れるたび思います。
日本人に管理が難しい場所では、現地の方々に頼らざるを得ません。気持ちを少しばかり渡しましたが、もっとお礼できないか。
その後日中バガン観光をし、イラワジ川を望む場所で日が沈むのを待っていました。
イラワジ川や支流のチンドウィン川流域での戦い
このパガンもイギリス軍が渡河した場所の一つで、かつて戦争のあった場所だと、夕日を眺めながら一人しみじみ感じていました(観光客に人気の場所でしたが)。