バンコクから夜行バスでメーホーンソンにやって来ました。バイクを使ってメーホーンソン郊外やクンユアムにある慰霊碑を巡ります。
メーホーンソンのバスターミナルは外れにあり、慰霊碑やレンタルバイク屋のある市街地へ向かいます。4年ぶりで懐かしい。
まずメーホーンソン市内、ワット・プラノン/Wat Phra Nonにある『ビルマ戦線将兵鎮魂之碑』へ訪れました。タイでは、お寺の中に慰霊碑が建てられていることが多いです。
バイクをレンタルし、ミャンマー国境に近い街道をクンユアムへ向け走ります。
街を出る前にセブンイレブンへ。
水と食料、あと線香を忘れず持っていかねば。
クンユアムまでは70km弱の道のりを、フォトジェニックな風景を横目に走ります。
クンユアムへ行く途中、ファイポン村にある『日本兵士鎮魂之塔』へ。
慰霊碑の背後20km程にミャンマーとの国境があります。
ビルマ戦線で戦死された方々へ合唱。
タイの慰霊碑を訪れた後は、ミャンマーへ向かいます。
クンユアム1ヶ所目は『タイ日友好記念館』
ここは親日の戦争博物館として知られていると思います。館内には日本兵の所持品や当時の写真、またクンユアムの成立ちなど展示されています。
ミャンマー国境に近いメーホーンソン・クンユアム。
この町では日本軍が現地の人を雇い、道路や軍施設を建設してもらった。
日本兵と現地住民の、個人間の繋がりもあったよう。
良い事ばかり、悪い事ばかりではなく、双方知った上で各々どう思うか
これは戦争の中の、数多くある悍ましい出来事の中にある一つの美談にすぎないかもしれませんが、こういった出来事もあったと伝えたい事の一つです。
博物館敷地内にある慰霊碑へ、線香をあげ合唱。
クンユアム2ヶ所目は、タイ日友好記念館の向かいにあるムアイトー寺/Wat Muai Toの慰霊碑へ。ここには第五十六師団の基地と野戦病院がありました。
クンユアム3ヶ所目は、トーペー寺/Wat to Phae(Wat Tau Pae)へ。クンユアムの中心部から5km程の場所にあります。
このお寺付近に多くの遺体が埋葬されました。埋葬されたという南東の平野へ向かい合唱。
実際に戦闘のあったビルマやフィリピン、サイパンなどに比べこのタイ北部はあまり知られていませんが、野戦病院のあった場所では多くの将兵が埋葬されています。ミャンマーから続く”白骨街道”と呼ばれる場所では、後方基地に辿り着けなかった方々もいます。
クンユアムの慰霊碑巡りを終え、本日の宿 “クンユアムリゾート” へ。クンユアムの中心部からトーペー寺の間、未舗装の路地を進むとあります。
リゾートと言っても、ロッジに部屋がいくつかあるようなものです。
しかしバルコニーからのネイチャービューは最高です!
レンタカーやバイクが無いと来れませんが、比較的安価で清潔感もあり(虫は出ますが)、オーナ夫婦もとても良い人でした。
翌15日はクンユアム観光へ。
クンユアム北部のメイスリン滝とその周辺が一番のオススメのようです。
クンユアムから山道を1時間程度走りますが、道中もまた絶景です。訪れる人のほとんどが欧米の方々ですが、旅程に余裕があれば観光もぜひ。
メースリン滝から前日訪れた『日本兵士鎮魂之塔』でまた線香をあげ、メーホーンソンへ戻りました。
ここメーホーンソンで1泊し、翌日チェンマイへ向かいます。メーホーンソンは小さい町ですが新しいお店が多く、ピースフルな街ですので滞在に困ることはありません。