現地に滞在する方に案内してもらいながら玉砕の地、カンギポット山(現地名Bugabuga)へ向かいました。
カンギポットへ向かう前に、街道沿いの慰霊碑に訪れました。この慰霊碑は場所を知っていないと気付かずに通過してしまいそうです。
以前はこの場所にいくつか慰霊碑がありましたが、台風ヨランダで無くなってしまったそうです。
この慰霊碑はカンギポット山のよく見える場所に建てられています。ネットの他の方の情報によれば地主とトラブルがあったらしいのですが、通り過ぎる人は日本人ウェルカムでした。
少し進んだ場所にある福山の慰霊碑にもお参りします。ビリヤバへ向かう前の街道沿い、エイトマーマクというバランガイ(地区)にあります。
さてカンギポット山を目指しますが、カンギポット山へはいくつかの方面から登ることができます。といっても登山道があるわけではありません。
今回はカタグバカンというバランガイまでバイクで登り、そこから徒歩でカンギポットを目指します。
このルートが一番楽なルートだとは思いますが、バランガイまでの道のりも酷いものです。田舎道の中ではマシな方だと思いますが、舗装されている部分が少なく凸凹で雨の後は泥濘にスタックしそうな道です。
麓からカタグバカンの村までバイクで40分程度、村から約1時間山道を歩きます。
山に登る際は、必ず地元の人にガイドをお願いします!登山道が無いので絶対遭難します!
勝手に山に登って遭難すると地元の人に迷惑がかかりますので、カタグバカンのバランガイキャプテン(自治会長のような人)や職員に許可をもらってください。ガイドの人にはお礼を渡してください。
川も渡ります。濡れたり泥だらけになるのは仕方ないことです…
カラバウという水牛の水浴び場の隣も通ります。
この日は雨がほとんど降らずいい天気で蒸し暑かったですが、水辺は他の場所よりも涼しいです。
後半はガイドの一人が草や枝を切りながら道を作っていってくれました。ここまできたら山道すらありません。くるぶしまでぬかるみにはまったり、何度も滑ったり、簡単には進めません。
ある程度登ると見晴らしのいい尾根に出ます。風が気持ちいい
ここからカンギポット山の頂上が見えます。遠くのように感じますが、なんとここから15分程度で登れます。そのため最後の最後がとても急な坂です。
頂上までの10分を動画に撮りましたのでご覧ください。
頂上は360度のパノラマ眺望です。
この周辺で終戦まで徹底抗戦をしていました。
カンギポットに集結した時点で死ぬことが決まっていました。
戦って死ぬ
自決する
もしくは病気や飢餓で死ぬ
どれを選びますか?ってことです。
2回目の慰霊碑巡りで初めて来れましたが、滑ったりハマったり、一人で登るには心が折れそうでした。麓の町から登ればもっと大変だったと思います。
こんな場所で補給もなく戦い続けろなんて、どんだけむちゃくちゃなことか。敵軍を食い止める時間稼ぎにもなっていない無意味な戦いで。
ただ、逃げるための船が無く投降が許されない→一人でも多く敵を道連れにして死ぬということだと感じます。
無駄に命が失われていった場所
山を降りた後はカタグバカンの慰霊碑を巡りました。
空腹と喉の渇きに耐えながらビリヤバの街に降りてきたのが15時、ギリギリ食堂が空いていたので、遅めの昼食。
この日にタクロバンへ戻るスケジュールだったので、まだ慰霊碑を訪れるか話し合い、日比合同の慰霊碑を訪れることに。
この建物を管理する女性 ロレータ・バリエンテさんに鍵を開けてもらい入りました。
階段の上からは海が望めます。
この先はセブ、船に乗れた人は護衛のないままセブへ移動でき、残った人はカンギポットで玉砕
それぞれどんな気持ちでいたのだろうか。