
レイテ島の戦い激戦地・リモン峠の「ブレイクネックリッジ」と呼ばれた稜線に、フィリピンへの渡航が可能となった当初から第1師団の木製の慰霊碑が建立され何度も建て替えが行われていました。しかし、近年台風の襲来により慰霊碑を覆う「ニッパ」と呼ばれる建屋が毎年のように破壊されており、筆者も2019年渡航時に行政へ修繕を依頼しましたが、これも台風により倒壊してしまいました。
第1師団長 片岡中将のご意向により、参拝者がいなくなれば自然と失くなる木製の慰霊碑がこれまで建立されており、遂にその時が来てしまいました。
※ 2025.3追記
かつて存在した慰霊碑

第一師団戦没者英霊之碑
※ 木製の慰霊碑は何度も建て替えられており、2016年参拝時は古い碑と新しい碑が存在していた
地蔵尊
その他 卒塔婆など

現存する慰霊碑(2024.5時点)
佐倉歩兵第五十七聯隊 陸軍兵長関谷章吾命

祈る 永遠の愛 永遠の平和
鎮魂
位置情報
所在:カポーカン, リモン地区, ブレイクネックリッジ・ジャパニーズシュライン/Break neck ridge Japanese shrineCapoocan, Brgy.Lemon
座標:11°18’08.0″N 124°34’04.8″E
訪問手段
バスやバンに乗車しブレイクネックリッジへ
レイテ島の幹線であるタクロバン-オルモック間を結ぶバスもしくはバンへ乗車し、乗務員やドライバーに目的地を聞かれた際「ブレイクネックリッジ・ジャパニーズシュライン, バランガイ・リモン,カポーカン」と伝える(乗務員や付近の乗客がが覚えているとドライバーへ知らせてくれる場合があります)。
タクロバンから
- タクロバン市内の各バンターミナルにてオルモック/Ormoc行きのバンに乗車
- “Tacloban Transport Terminal” にてオルモック/Ormoc行きのバスに乗車
オルモックから
- オルモック市内の各バンターミナルにてタクロバン/Tacloban行きのバンに乗車
- “Ormoc Transport Terminal” にてタクロバン/Tacloban行きのバスに乗車
慰霊碑付近で下車
峠の頂上からオルモック方面へ200m下った場所に慰霊碑建立地へ上がる階段があり、2023~24年頃に鳥居が建立されました。この鳥居の写真を乗務員やドライバーへ見せる事で、より確実に目的地を伝えやすいです。タクロバンからオルモックへ向かうバスに乗車した場合は、進行方向左側の斜面にあります。



また、タクロバンから訪れる際は峠の頂上の手前からリモン地区/Brgy.Lemonに入ります。このマーカー付近に慰霊碑の管理者の家があります。

リモン峠訪問時の注意事項
巡拝の様子を投稿しています
リモン峠慰霊碑参拝の様子も投稿しています、ご参考ください。
リモン峠・第一師団の慰霊碑への訪問手段を解説致しましたがいかがでしょうか。ご不明点・ご質問がありましたらコメント欄よりお寄せください。日々アップデートしてまいります。
また、ネットショップにてガイドブックも頒布しておりますので、よろしければ巡拝にお役立てください。
