本日は、日本兵が神として祀られている『飛虎将軍廟』へ行きました。
高雄市街からMRT(地下鉄)と台湾鉄道(日本での在来線に当たる)を乗り継ぎ、台南市内まで1間弱の旅程でした。
詳細を別途記事に書こうと思いますが、台湾鉄道の切符のシステムが分からず、結局は窓口で購入しました。
特急に乗る際は特急料金がかかる為窓口で切符を購入しますが、各駅停車のチケットは販売機で購入できます。一番簡単な方法は、交通系ICカードを利用する事です。日本と同じシステムです。
車内には電光掲示板があり、台湾華語と英語が表示されます。台湾華語で表示される駅名は、日本語の漢字と同じものが多く、日本人にとっては英語表記よりも分かりやすいです。
台南駅前から飛虎将軍廟までは、バスまたはタクシーを使います。
『飛行将軍廟のウェブサイト(http://aoisystems.jp/hikoshogun/access.html)』に記載のある通り、「海東国小」行きのバスに乗車しました。
市内バスは一律18NTW$で、乗車時に運賃箱へ投入します。バスも交通系ICカードで支払いが可能です。車内に電光掲示板があり、次のバス停を知らせてくれるので安心です。
『同安路口/Tongan Rd. Intersection』にて降車し、バス停の先のセブンイレブンのある交差点で右折、5分ほど歩いた交差点の一角に飛虎将軍廟がありました。
祀られているのは海軍航空隊 杉浦茂峰 少尉。
詳細は下の写真をご参考ください。
集落の人達を守ろうとしたエピソードは素敵ですが、廟が建てられるまでは、その後にまだストーリーがあります。
現在航空自衛隊でも、機体に被弾した際や故障などで不時着(又は墜落)する際は、絶対に住宅街を避けて落ちる事とされているようで、
現代の人達の感覚では、杉浦少尉の行為は当たり前の事だと思われても仕方ありません。
しかし説明にもあるように、杉浦少尉に感謝の念を捧げる為に現地の方々は『台湾人にとって最高の謝恩の表現である祠の建立』をしました。
私が訪れた時には、丁度年配の日本人も参拝されていました。帳面によると毎日何人か日本人が訪問しているようです。訪れた際には寄付もぜひ。
その後は台南駅周辺の日本統治時代の建物をいくつか訪問し、高雄へ戻りました。